しましまの夢

ダンスフロアに一貫の寿司

鳴り止まない

静かになればなるほど聞こえる音がある。

 

それは、水の底から次々に登っていく気泡のように

降り始めた雨音のように

小さな子供が聞かせてくれるお話のように

炎がパチパチと揺らめくように

風で揺れる木々のざわめきのように

 

踊るように、軽快に、揺れて暖かくて心地がいい。

今夜も音楽はかけない。